なぜ工場勤務は地獄なのか?「工場勤務が底辺」と言われるわけは?

こんな方に読んでほしい
  • 学校を卒業してから就職先をどうするか考えている人
  • 高校・大学に進学するのは”めんどくさい”から、工場で働こうと考えている人
  • 将来、子供の就職先を考えるのに参考にしたい親御さん

「工場勤務は地獄」ってことをよく聞くけど、実際のとこは何がつらいの?

AIの発達とかよく聞くけど、工場勤務って将来性はあるの?

この記事では、こんな悩みにお答えしています!

ちなみにみなさんは、「工場勤務」と聞くと、どのようなことをイメージしますか?

日本のモノづくりを支える重要な職場」・「高卒の人が主に働く場所」など、プラス・マイナスそれぞれのイメージがあると思います。

今回は、実際に自分が社会人になって工場勤務をした経験から、感じたこと・あまり工場勤務をお勧めしない理由を説明しようと思います。

私自身は別に「工場勤務が底辺」とは思いません!
むしろ「日本のモノづくりを自分が支えていきたい!」という意思があって働くのであれば、素晴らしい心意気だと思います!

しかし、なぜ一般的に「工場勤務が底辺」というイメージが浸透してしまったのか?それもあわせて説明していきます!

目次

工場勤務の一日の流れ

まずは工場でどのようなことをするのか、一日の流れを説明します。

STEP
準備運動

やはり体を一日中動かす仕事なので、準備運動をして体をほぐします。

STEP
朝礼

ケガの報告や生産したモノに異常があったときなど、何か知らせておく必要があることについて、情報共有として朝礼があります。

STEP
機械点検

機械を動かす前に必ず点検を行います。

STEP
生産開始~終了(退社)

機械に異常がなく、問題なく生産できると判断すれば生産開始です。

あとは定時まで製品を造っていきます。(もちろん間に休憩はあります笑)

以上!

え!これだけ??しかも一つ一つの項目の文章量も少ない!
本当はもっと何かしてるんじゃないの??

いえ、本当にこれだけです笑
途中で何かの打ち合わせに参加したり、どこかに外出することは一切ありません。

工場勤務の一日の流れはこんな感じです。書くことが見つからないくらい内容がないのです😅

次の章からは、実際に働いてみて「地獄だ」と感じたデメリットを3つ説明していきます!

工場勤務のデメリット

スキルが身につかない

自分が最もデメリットに感じた部分は、スキルが身につかないことです。

工場での作業は、基本的に配属されたラインで溶接したり、組付けしたり、加工したりします。
しかし工場での作業は、はっきり言って作業内容さえ覚えたら誰でもできます。

工場の作業場では外国の方も多いですが、それは人件費を抑えることに加えて、コミュニケーションが取れなくても作業内容さえ覚えられるならそれで十分だからです。

もちろん、製品に対する知識や道具の使い方などを学ぶことはできますが、1~2ヶ月ほど経って作業自体に慣れてしまうと、それ以降は単純作業になってしまいます。

そうなってしまうと、それ以降は新しく学ぶ機会がほとんどなく、時間だけが過ぎていきます。

もちろん、「ボイラー技士」・「電気工事士」などの”資格”を取得する機会はありますし、仕事柄その資格が必要というケースもあると思います。

しかし、”スキル”が身につかないということは社会人として成長することができず、一度きりの人生を無駄にしてしまうような気がします。

また、リストラにあったり転職しようと思っても”スキル”が身についていないため、次の就職先を見つけることが難しいでしょう。

”スキル”が大事なのはわかったけど、具体的にはどのようなことを指すの?

単純に”スキル”といっても幅広いのでイメージがつきにくいかもしれませんが、パワーポイントやエクセルを活用した”見やすい資料や企画書の作り方”やそれらを活用した作業の効率化もスキルの1つです。

他には工場勤務の方もイメージしやすいパイプを例にすると「径が異なる2つのパイプ」があり、径が小さいほうが曲げやすいというのは工場で働いている方はなんとなくイメージがつくと思います。
しかし、「径が小さいほうがなぜ曲げやすいのか?」という質問には理論的に答えることはできません。

なぜなら常に理論的に物事を考える開発者や設計者がその理由を考え、現場の人は設計者が考えた結論通りにしか作業をしないからです。

このように常に理論的に考えながら仕事に取り組むことも”スキル”の1つと言えます。

現在は技術の進歩がすさまじく、特に工場での単純作業はロボットなどの機械に奪われやすい仕事の1つです。

2030年代には人間の脳と同等の処理能力が身につくと言われており、それが現実になってしまうと工場勤務の将来性がどうなるかは容易に想像がつくのではないでしょうか?

仲間が増えにくい

これは、工場の形態によるかもしれませんが、基本的に1つの製造ラインに対して、一人しか配置されません。複数の製造ラインを一人で作業する場合もあります。
そのため、仕事をするときは管理職の人と話す機会はありますが、同期や先輩と仕事中に話す機会はほとんどないです。

ちなみに開発や設計の仕事では、職場の人とのコミュニケーションが重要視される上にそもそもコミュニケーションを取らないと仕事になりません。
そのため、開発での仕事は話をする機会が多いですが、工場勤務では一人で仕事をすることがほとんどなので、誰とも話さない日もあります。

特に、「同期や先輩と一緒に仕事がしたい」という方には、向かない地獄のような仕事です。

ワークライフバランスが充実しにくい

工場で働く場合、夜勤は避けられないことが多いです。

基本的に昼勤と夜勤は隔週で仕事をすることがほとんどなので、プライベートや家族との時間が限られてしまいます。

特に、仕事終わりに飲み会はおろか、食事にすら行くことができません。

さらに夜勤の週では、土曜の朝に仕事が終わるため、帰宅後に睡眠をとると、その日は出かけることが難しくなります。

これに関しては、特に家庭を持たれる方が悩む一面かなと思います。

あとは個人的に感じたことが、夜勤の方が睡眠時間を多く必要とする印象でした。
やはり、普段とは違う生活なので、体が思った以上に疲れやすいのかなと思います。(もちろん個人差はあります)

ここまでが、工場勤務をお勧めしない理由です。
やはり、仕事をして”スキル”が身につかないというのが一番もったいないかなと感じました。

工場勤務のメリット

工場勤務はお勧めしませんが、メリットに感じた部分もあったので、参考にしてみて下さい。

間接業務より稼ぎやすい

やはり工場では夜勤があるため、その分給料が割増しになります。
それだけでなく、手当ても支給されるため稼ぎやすくはなります。(ただし、手当の有無などは会社によってさまざまです)

あとは、稼働状況によりますが、生産が追い付かない場合は休みの日に出勤する場合があり、その場合も休日出勤として手当てが支給されます。

やはり、間接業務では休みの日に出勤することはほとんどありませんし、ましてや夜勤なんて絶対ないですから稼ぎやすさなら工場勤務の方が稼ぎやすいかもしれません。

ただし、それは自分のプライベートな時間や友人・家族との時間を大幅に削って得られるお金なので、お金だけ欲しい人には向いている仕事かもしれませんね。

しかし、今回のコロナショックのようなことが起きて生産ラインが停止してしまうと・・・

危険予知能力が高まる

工場内は危険な場所なので、いつケガをするかわかりません。当たり前ですが、工場内をよそ見しながら行動する人はいません。

そのため、周囲の動きや自分の足元・頭上に気を張り巡らせるので敏感になります。

特に、「曲がり角などの死角から人が出てくるのでは?」と、危険を予測しながら常に行動するため、車の運転時にも役立つ能力だなと感じました。

これは普段の行動にも役立つ能力なので、身についてよかったなと思いました。

「工場勤務の将来性」と「工場勤務が底辺」な理由

ここまでの話と重複する内容がありますが、結論から言うと工場勤務の将来性はないです。

やはり工場で働いても他社で通用するスキルが身につかない上に、人脈を形成することができません。
「工場勤務が底辺」と言われる理由もまさにここにあります。

社会人になれば少なからず何らかの”スキル”は身につきます。が、常に何も考えずに作業だけする工場勤務では得られるものがほとんどなく、特に年齢を重ねていくとその人の市場価値はゼロに近づく一方です。

そのため、今の時代のようにコロナショックで会社の経営が傾くような事態に巻き込まれてしまうと、再就職の見込みがかなり低いです。
なぜなら転職で必要とされるスキルが何も提示できないから。

また、工場勤務での単純な仕事は、AIの発達によっていずれロボットに仕事を奪われるのも大きな要因です。

もちろん導入にあたってノウハウを学ぶことや管理費などのコストの面から、近い将来すぐに奪われるというわけではありませんが、長い目で見ると奪われる作業項目は必ず出てきます。

さらに高齢社会の加速による定年の引き上げによって、これから社会で働いていく若い人たちは自分たちの親より長い期間働くことを考えなければなりません。

そうなると、仕事をAIに奪われてしまう可能性が極めて高い「工場で働くこと」を選択してしまうと、どうなってしまうのか・・・

最後に

一度きりの人生、人として成長しながら仕事に取り組んでほしい。

そう思って、今回記事を書きました。

もちろん、自分がモノづくりに携わりたいと思って、選択するなら素晴らしいことだと思います。

しかし、「働けるならどこでもいい」「この学力じゃ、他の会社に入れないから工場でいいや」などの投げやりな気持ちで人生を歩まないでください。

自分の経験談から、少しでも将来の参考になればうれしいです。

もし、転職しようか迷っているならすぐに行動すべき!求人情報が豊富で転職支援をしてくれるdoda(デューダ)がおすすめ!

それでは、今回はこの辺で!

ポム

当ブログを応援していただけると幸いです。

PVアクセスランキング にほんブログ村 ポムログ - にほんブログ村
よかったらシェアしてね!

コメント

コメント一覧 (1件)

コメントする

目次
閉じる